GardeN vol.9から朝帰りしてきた朝7時。
朝9時半に東京駅へくる両親を迎えに行くまでのわずかな間、
親をどこへ連れていこうか考えてた。何が見たいのかなぁ・・・
実は上京してから両親が東京へくるのは初めてで、行ったとしても
浅草や上野くらいしかいったことのないことを聞いていた。
「う~ん・・・そうなるとやっぱ下の方か・・新しく出来たところか・・・どうしようか・・・何を見・・・zzz」
気付くとボクが夢を見ていた。
ハッと目を覚ますと9時!やばい!
準備をしながら、申し訳ないけど新宿まできてもらうことにした。
東京駅から新宿駅に来るには中央線ですぐであるが
山形では線路が永遠に1本しか通ってないから至難の業である。
案の定、何に乗ればいいか聞いてきた母ちゃん。黄色と答える僕。
迎えに行ってあげれなかったことが悔やまれる。急いで新宿へ。
久々でもないが、会うと違和感だった。親が東京にいるのだから(笑
で、とりあえず家の方まで案内し、色々だべってホテルへと向かった。
今年から妹も学業を終え、子供が全て就職したのだから2人でゆっくり
すればいいのだが、自分も含め3人でホテルへ泊まらせてもらった。
ホテルは新宿の京王プラザだったのだが・・・職場から近ッ。
都庁のまん前。
新宿で買い物がしたいという親の要望に答え、色々歩いたが
特に何も買わずにぶらぶらしていた。あとで考えるとたぶん
何か買ってあげたかったんだと思うが、来てもらっただけでいいよ、と。
世の中は3連休。人ごみ!昼3時にアサヒビールでビール親子。
ここ2日間でほぼ寝ずにお酒を過剰摂取しているんですけど・・・笑
夜はホテル内のビッフェレストランで酒を飲み、うまいものを喰らい。
部屋に戻ってTVを見ながら缶ビールを飲み久々の親子団欒。
たぶん、酒が強いのはこの方達のおかげ(せい)だろうと再確認。
京王プラザといっても普通の部屋でわりかし狭いその部屋で
色々話して、小さいころボロアパートに住んでたのを思い出した。
あったかいなぁ~ と思いながらさすがの睡魔に12時前に撃沈(笑
翌朝、ここぞとばかりに色々観光連れてこうと思って
ハードなスケジュールを組む。とても快晴で天気に恵まれた。
まずは親の望みの築地だ。
目的は1つ。うまい海鮮モノ。そう、つまり市場である。
地下鉄を乗り継ぎ、築地市場へ到着。
・・・・・・・・・・・・・・・。
事前の下調べが足りなかったようである。
それでも、色々うまいお店はあるだろうと、親と一緒に歩く。
1軒おいしそうなお店を父ちゃんが見つけて入店。
ウニ丼を頼む父ちゃん。
店員「すいません、ウニは終わっちゃったんですよ」
ウニが足りなかったようである。
それでも、久しぶりにうまい寿司をいただきました!うまし。
ここでまだ11時。店を出ると超行列ができていた。よかったー。
次は、行ったことのないであろうお台場。
お台場へ行く前に汐留を通って新橋まで歩く。
まじで綺麗なんだなー汐留。
電通の本社ビルが綺麗すぎた。やべーすげー。
いつの前にか、2人の思い出を、とカメラマンになっていた。
ゆりかもめを楽しむ母ちゃんとフジテレビに期待を寄せる父ちゃん。
付いたら12時半。ちょーどいいともをやっていた。
あ、今日は月曜日か!と思っているとさっそく飽きてる父ちゃん。
・・・・・・・・えーっと、残りの猶予時間は3時間。
よし、決め手は六本木だ!と思って、お台場をちょっとふらついて
六本木へ!目指すは国立新美術館。ピカソ展をやっているのだ。
別にピカソ展が目的ではなく、綺麗なところと言えば六本木だろうと
勝手に自分が思っているだけ。もちろん、汚いところは行かない(笑
六本木へ到着し、PICASSO展へ。
あっ、やばい。自分が見入っちゃった。
でも、さすが絵を描いてた母ちゃん。興味をもってくれてよかった。
残り1時間半というところで、さすがにもう疲れるだろうと
ゆっくり東京駅へ一緒に向かった。
東京駅人多すぎー!!まじでものすごい人の量。さすが3連休。
色々みやげを買って満足げな両親。よかったよかった。
ホームまで見送ろうとしたら入場券販売機にも超行列・・・。
発車まで15分だったので、別れを惜しみながら改札でバイバイ。
・・が、諦められず1人で並んで入場券をゲット。残り3分。
ホームへいくと新幹線の1号車のところへ降り立つ。
山形新幹線は連結のため、15号車からなのである・・・(笑
ダッシュで行くと、すでに新幹線に乗車している親が見えた。
こちらに気付く両親。既に、駅弁をオープンしようとしている!
一切声が届かないのになにか笑顔で話している母ちゃんと
静かに手を振る父ちゃんを見て、上京のときに山形駅で
逆側から見てたのを思い出して若干泣きそうになった。
プルルルルルーーーという発車ベルの音と共に
大きく手を振って、別れを告げた。
なんか一瞬な出来事だったなぁ・・・
自分はとりあえず東京に来たい、みたいな気持ちで出てきたけど
それは東京で頑張っていくうちに、強い意志へと変わってて
でも、もっともっと将来の親のためにも頑張らなきゃいけないな、
と強く思った2日間でした。
そんな感動に浸りつつ、一服しようとポケットに手をつっこむと
ポケットから出てきたのは・・・
温もりと親のデジカメなのであった。
返すの忘れてたー!笑
うわー!
素敵な話すぎて泣きそうになった(´;ω;`)けど…
最後のデジカメのオチで涙が引っ込んだw
凄く泣ける~(;_;)
私も小学6年生の時に1週間だけ、1人で石川県に滞在したけど、かなり寂しかったし、泣ぃたよ(;O;)
感動ー(;_;)